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(5年前、和文習得のために縦振れ電鍵を買ったけれど、結局挫折)
 
 前回の記事で、ほしいなぁ~と思っていたHF/50MHzのリグ(無線機)というのは、以前に欲しいと思っていたKENWOODのTS-480ではなくて、アイコムのIC-7300だったんですけど、これだと2mや430には出られないし、100Wだとやっぱりインターフェアとかいろいろ対策しないといけないだろうし…ということで、躊躇。

 もちろん、大人気のIC-9700とお揃いで買えば素敵なシャックになるのだろうけれど(笑)、1200が標準で付いているとは言っても、VHF/UHFに18万円もかける気にはちょっとなれないし、2台で30万も出して、結局またアマチュア無線飽きちゃったりしたら、相当もったいない話ですよね。

 で、やっぱりFT-818ND買い直してQRP(6WだからチョイQROか!)継続か…なんて感じで、Yahoo!ショッピングとか覗いていたら、なんとFT-857Dが818NDとほぼ同額で実売ということに気づきました。

 FT-857Dだったら、100W機もあるし、ファイナルがぶっ飛んだ817の中に入っているCWフィルタもそのまま使えるし、Dが付く現行のタイプならDSPも付いているし、いちおうスペクトラムスコープも付いている。。。操作性は悪いけれど、817でかなり慣れてしまっているので…とこの機種の購入にかなり心が一時傾きました。。。

 ただ、私は車も持っていないし、今後持つつもりもない。そして2kgあるこいつを山に担ぎ上げて運用する体力も気力もない…100Wや50Wだと固定で使う場合、安定化電源も新しく買わないと…ということで、速攻で衝動買いはしなかったのです。

 そして、迎えたハムフェア(私は行きませんでしたが(;^^)ヘ..)で、何とアイコムが衝撃の新製品を発表したことにYouTubeで即日気づいてしまったのです。

 そうです、IC-705です。なんとも絶妙なタイミングでした。まさに私が欲しかった商品がこれ!という感じでした。
 HFと50~430をオールモードでカバー。出力10W 5W 0.5W(818NDは1W運用は出来るがQRPP=コンマ○○ワットは設定できない)切り替え可。
 受信は30kHz~144MHzをカバーってことは、Eスポ時なんかは60MHz帯とかのロシアのFM局も受信可能ってことなんでしょうか(BCL)?

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(817で近所のコミュニティ放送局を聴いてベリカードもらったりしてます)

 なんでもID-31なんかに使用されているバッテリーで駆動するということなのですが、バッテリー果たしてちゃんと保つんでしょうか(難しそう)という懸念はあるけれども、私の場合は、おそらく固定で使う(笑)だけなので、ほぼ心配は無用。

 バッテリー込みで約1kg。発売は2020年3月頃を目指し、実売で10万円とかいう噂も…。こうなったら待ちますよ、待とうじゃありませんかアイコムさん♪という気持ちになってきます。

 で、発売までの半年あまりを八重洲のハンディ機VX-5だけで我慢するのは、ちょっと厳しいかも知れないけれど、このぐらいの年齢になると、半年なんて「あっという間」だろうし、その間にまた無線熱が冷めてしまうこともありうることなので、それまでは、和文の習得再挑戦と、1級免許目指して、無線機の理解を深めようかな…なんて考えています。

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(電子回路などの理屈をしっかり理解したい…)

 私の場合、2級はいちおう、電信の受信試験がまだ1分間45字だった頃で、こちらに時間をとられて、試験の勉強は問題集をサルのように繰り返して解く、といういささか受験テクニックに長けた方法で取得した為、無線機の回路などの知識は実践で使えるほどのものではないまま。たとえば少し前の無線機の修理などやる自信はまったくありません。

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(FT-817に付属していた回路図:ファイナル部分ということはわかるけど…)

 そこら辺の知識を深める意味で、今度は理屈をきちんと理解してみたいと思ったりしているんです。1級をとる意味って、1kw出したいのでもない限り、とる意味は実際のところ余りないのでしょうけれど、受かるかどうか自信ないけれど少し勉強してみたい…という気持ちなんです。

 それにしても、アイコムのこの新製品が市場に出たら(というかもう今の発表時点で)、FT-818NDを出して1年ほどの八重洲無線は、相当な打撃でしょうね。実売価格、相当下げないと売れないんじゃないかなぁ~なんて余計なお世話かも知れませんが、古くから(FRG-7の時代から!)八重洲ファンだった私は結構心配してしまいます。