Love CW~♪ 

固定局開局しました♪ 和文勉強中です。 ノロノロ打鍵ですみません。

カテゴリ: 無線機


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 このページ、ほとんどアクセスもないようなので、いいかげん白状しちゃいますが、実はIC-705の購入はせず、昨年末にFT-818NDを購入してしまいました(笑)。

 理由はですね、IC-705の定価が判ってしまって、この定価だと実売10万以下はアイコムさんだとまずあり得ないし、ほぼIC-7300が同じ値段で買えてしまうだろうと想像できたからなのです(実際今ついている値段を見るとその想像はほぼ当たっているようです)。

 あと、やっぱり初期ロットってトラブルがどうしてもつきもの。操作性の悪さはFT-817初期モデルでほぼ慣れてしまっているので、逆に問題ない(笑)、それに817初期モデルでアマチュアバンドをワッチしていて、やっぱりCWで交信して早く少しでもスキルアップしたい、という願望が強かったためなのです。

 引っ越してきた今回の私のマンション、釣り竿アンテナを突き出してゲリラ的にHFに出るというわけに行かない状況がありまして、しれっと出している2mと430のベランダアンテナと ほそーいアルミ線だけのロングワイヤ(共振点無し)でワッチしていたのですが、今は昔と違って、2mでしっかりCWが毎日のように聞けることに気づきましたし、週末夜にはロールコールもあることに気づいて、とにかくオールモードのRIGがほしい…ということで選んだのが、このFT-818NDというわけなのです。 お値段も結局行かなかった北アルプス山行の為に貯めていた500円玉貯金とポイントで賄えそうだし…ということで購入を決意しました。

 で、この818NDは初期型817とくらべて何が違うのか、ということは皆さん気になるというか、どうせ違いはないんでしょ、と思いつつも、持っている人には聞いてみたいのではないか…と思いまして、こんな記事を書いています。

 見た目の違いはホントほとんどありません。強いて言えば、YAESUとFT-818のロゴが斜体字になっていることぐらいでしょうか。スウィッチや筐体の部品は同じものを使っているとしか思えません。

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(YAESUの文字が斜めに…。付属電池パック充電中)

 大きな違いは、付属品にNi-MH電池パックSBR-32MH(充電器SAD-24Bも付属しています)が付いていることと、これまでオプションであったTCXOが標準装備になったことでしょう。電池パックは従来品より容量が増えたとはいえ、移動先で2.5w運用だと、おそらくはあっという間に電池切れとなってしまいそうな感じです。
 
 自宅でこの電池パックでワッチしているだけでも20分もしないうちに電圧が10Vを切ってきますので、電波を出したらおそらく短時間しか持ちそうにありません…。まだ試してはいませんので何とも言えませんが、この電池パック一つだけ持って移動先でCQを出すのはかなり勇気が要る気がします(8.5Vを切ってしまうと間もなくでブチッと電源が切れてしまいます)。


 ただ、TCXOは、私のようなCW好きにはありがたいです。特に430でCW交信していると、相手のQRHが判るぐらいですし、かつて初期型817で6m(50MHz)で交信していたときでさえ、交信相手にQRHを指摘されていましたから、UV帯でCWを安心して楽しむにはありがたい装備です。

 あと、バンド切り替えの時、3.5MHz と7MHzの間に 5MHzが新たに登場していること、88MHzと144MHzの間に 108MHz(AM)が加わったことにちょっと驚きました。5MHz帯が日本でもアマチュアに開放されるかどうかというより、このバンドを聞くことも出来るようにしたということでしょうか。
 
 出力の6Wは、まぁ、ほとんど5Wと変わらないだろうな…というのが正直な感想です。普段13.8V安定化電源に繋いでいるときは6Wフルパワー(笑)で運用していますが、5Wだと届かないけれど、6Wならなんとか…という場面はほとんど無いのでは…と感じます。むしろ、ここは旧型のようにQRPP(0.5W)を残しておいてほしかったですね。
 まぁ、ファイナルの飛んだ817でも0.1wぐらいならでるようなので(笑)、どうしてもQRPPやりたければ817で強引に波を出すという方法も採れなくはないのですけれど。

 オプションは特につけませんでした。というか、買うときにソフトケースをサービスしてくれるところで買ったので、ソフトケース(あと八重洲のロゴが入った帽子もおまけでくれました!)があるのと、フィルターは初期型817に入っていたコリンズCWフィルターYF-122C(500Hz)をそのまま移植したので、今回はオプションにお金を使っていません。


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(おまけでつけてくれたキャップとソフトケース)

 そうそう、もうひとつ、大きな変更点がありました。それはWFM帯(いわゆるFM放送)を聞くとき、Sメーターがまったく振れないことです。初期型817で国内のFM放送を聞くと大抵Sメーターがほぼ右端まで振り切れますが、818NDではまったく振れないというか、Sメーター表示をオフにしているようです。まぁ、確かにラジオを聞いているときはあまり意味の無いことなのですが、最初買ったばかりで、とりあえずFM放送を聞いて動作チェックというとき、「ありゃ不良品かよ」と思ってしまいました。もちろん取説を読むとちゃんと書いてあるのですが…。ちなみに海外日本語放送など短波帯の放送を聞くときはこれまで通りSメーターが動作します。

 最近、A1クラブのQSOパーティーなどに参加して、このリグを使ってみたのですが、やはり心配なのは、またファイナルがぶっ飛んでしまうのでは…という点です。筐体も同じなので、送風のファンなどはなく、CQを出して1時間などという運用をすると、運用後の本体はかなり熱を持って熱くなっているのが判ります。おそらく少しは丈夫な部品を使っているとは思うのですが、構造は基本的に変わっていないと思いますので。。。飛ぶのなら保証期間内に飛んでほしい(笑)などと妙な考えを抱いてしまいます。
 
 あと、ま、これはどうでも良いことなのかも知れませんが、初期型817に同梱されていた回路図は818NDには入っていません。 
 SDR全盛ですし、今どきの無線機には回路図なんてつけないのでしょうか。。。回路を知られたくないということよりも、あっても回路図を追える人が、現在の無線機にあってはほとんどいないに等しいでしょうから、メーカー側も意味の無いことはしないということなのかも…、と考えてしまいました。



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(5年前、和文習得のために縦振れ電鍵を買ったけれど、結局挫折)
 
 前回の記事で、ほしいなぁ~と思っていたHF/50MHzのリグ(無線機)というのは、以前に欲しいと思っていたKENWOODのTS-480ではなくて、アイコムのIC-7300だったんですけど、これだと2mや430には出られないし、100Wだとやっぱりインターフェアとかいろいろ対策しないといけないだろうし…ということで、躊躇。

 もちろん、大人気のIC-9700とお揃いで買えば素敵なシャックになるのだろうけれど(笑)、1200が標準で付いているとは言っても、VHF/UHFに18万円もかける気にはちょっとなれないし、2台で30万も出して、結局またアマチュア無線飽きちゃったりしたら、相当もったいない話ですよね。

 で、やっぱりFT-818ND買い直してQRP(6WだからチョイQROか!)継続か…なんて感じで、Yahoo!ショッピングとか覗いていたら、なんとFT-857Dが818NDとほぼ同額で実売ということに気づきました。

 FT-857Dだったら、100W機もあるし、ファイナルがぶっ飛んだ817の中に入っているCWフィルタもそのまま使えるし、Dが付く現行のタイプならDSPも付いているし、いちおうスペクトラムスコープも付いている。。。操作性は悪いけれど、817でかなり慣れてしまっているので…とこの機種の購入にかなり心が一時傾きました。。。

 ただ、私は車も持っていないし、今後持つつもりもない。そして2kgあるこいつを山に担ぎ上げて運用する体力も気力もない…100Wや50Wだと固定で使う場合、安定化電源も新しく買わないと…ということで、速攻で衝動買いはしなかったのです。

 そして、迎えたハムフェア(私は行きませんでしたが(;^^)ヘ..)で、何とアイコムが衝撃の新製品を発表したことにYouTubeで即日気づいてしまったのです。

 そうです、IC-705です。なんとも絶妙なタイミングでした。まさに私が欲しかった商品がこれ!という感じでした。
 HFと50~430をオールモードでカバー。出力10W 5W 0.5W(818NDは1W運用は出来るがQRPP=コンマ○○ワットは設定できない)切り替え可。
 受信は30kHz~144MHzをカバーってことは、Eスポ時なんかは60MHz帯とかのロシアのFM局も受信可能ってことなんでしょうか(BCL)?

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(817で近所のコミュニティ放送局を聴いてベリカードもらったりしてます)

 なんでもID-31なんかに使用されているバッテリーで駆動するということなのですが、バッテリー果たしてちゃんと保つんでしょうか(難しそう)という懸念はあるけれども、私の場合は、おそらく固定で使う(笑)だけなので、ほぼ心配は無用。

 バッテリー込みで約1kg。発売は2020年3月頃を目指し、実売で10万円とかいう噂も…。こうなったら待ちますよ、待とうじゃありませんかアイコムさん♪という気持ちになってきます。

 で、発売までの半年あまりを八重洲のハンディ機VX-5だけで我慢するのは、ちょっと厳しいかも知れないけれど、このぐらいの年齢になると、半年なんて「あっという間」だろうし、その間にまた無線熱が冷めてしまうこともありうることなので、それまでは、和文の習得再挑戦と、1級免許目指して、無線機の理解を深めようかな…なんて考えています。

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(電子回路などの理屈をしっかり理解したい…)

 私の場合、2級はいちおう、電信の受信試験がまだ1分間45字だった頃で、こちらに時間をとられて、試験の勉強は問題集をサルのように繰り返して解く、といういささか受験テクニックに長けた方法で取得した為、無線機の回路などの知識は実践で使えるほどのものではないまま。たとえば少し前の無線機の修理などやる自信はまったくありません。

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(FT-817に付属していた回路図:ファイナル部分ということはわかるけど…)

 そこら辺の知識を深める意味で、今度は理屈をきちんと理解してみたいと思ったりしているんです。1級をとる意味って、1kw出したいのでもない限り、とる意味は実際のところ余りないのでしょうけれど、受かるかどうか自信ないけれど少し勉強してみたい…という気持ちなんです。

 それにしても、アイコムのこの新製品が市場に出たら(というかもう今の発表時点で)、FT-818NDを出して1年ほどの八重洲無線は、相当な打撃でしょうね。実売価格、相当下げないと売れないんじゃないかなぁ~なんて余計なお世話かも知れませんが、古くから(FRG-7の時代から!)八重洲ファンだった私は結構心配してしまいます。





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(FT-817ファイナル部アップ写真。FETの外見では飛んだとは判らない)

 5年ぶりの更新です(笑)。

 2014年8月の記事ののち、いろいろとありまして、アマチュア無線どころか、山行もボルテージが下がって、2016年の9月に世田谷から多摩地区の某市に引っ越してきました (このブログも最近Yahoo!からライブドアに引っ越してきました)。

 「落ち着いたら、山とアマチュア無線にどっぷりな日々が…」との夢想も空しく、いたずらに日々が過ぎ去っていくばかり。

 そうこうしているうち、局免の継続で昨年末に届いた無線局免許状。備考欄には「新スプリアス基準に合致することの確認がとれていない無線設備の使用は、平成34年11月30日までに限る。」との記述があります。

 問い合わせてみると、「JARDにお金払いないさい、そしたら、34年12月以降、使ってもOKよ」という内容のお返事。

 お金を払って、確認保証番号をもらったので、さてと、アマチュア無線を再度始めてみるかという感じで、愛機FT-817にUVアンテナとHFワッチの為のロングワイヤを繋いで、バンドの様子を探ってみると、HFのコンディションは最悪。ノイズだらけで、一瞬、受信部が壊れてしまったのかと思ったのですが、海外日本語短波放送などは聞こえており、FMは混変調だらけなほどで、感度不足ではなさそうです。

 太陽黒点数が今は最低期(ボトム)ということですが、ただ、BCL時代の経験でもこれほどひどい状況はなかった気がします。

 ちょうど再々開した時期が、Eスポシーズンだったため、50MHz用のアンテナを作って、今まで交信機会が無かった6mにてCWで数局交信し、あとはもっぱらワッチばかりしていました。HFはコンテスト以外強力なCQ局を見つけることが稀だったため、アンテナは作らずにいました。

 8月10日(土)、お盆休み初日。今日は無線でもやって、明日は久々に山に出掛けてみようかな…なんて考えていたのですが、いざ電波を出してみると、繋いでいたパワーメーターがほんのちょっとだけしか振れません! 

 え?何これ?という感じで、UVにも接続して試しに電波を出してみましたが、パワーメータの針は0.5W未満しか振れず、817内蔵のメーターでも表示は二つしか出ません。パワーメータが故障しているのではなく、FT-817の方がいかれてしまっているのは間違いありません。

 以前から、817のファイナルはすぐ飛ぶとは聞いていましたが、あれは、CQを出すなど連続使用したり、隠しコマンドでパワーを10Wに上げたりして使うからなるのだとばかり思っていました。

 ネットで検索してみると、そうでもなくて、わりと、飛ぶときは「いつ」ということもなく、いつの間にか気がつくと飛んでいた、という人が多く、私の感じでも同じでした。

 3連休明けの13日に八重洲無線に電話して聞いてみると、初期型のFT-817は、修理部品が無いものもあるので、中を見てみないと修理できるかどうか判らない、とのお返事だったので、とりあえず、送ってみることに…。

 翌日すぐにメールで修理依頼品(FT-817)をお預かりしましたとの連絡が入ったのですが、16日(この日は私も仕事)の夕方に留守電に入っていたメッセージは「お預かりした修理品のことでお電話しました。また電話します」という内容。この日も壊れたのに気づいた日も仏滅(笑)、留守電の電話の声のトーンがどうもよろしくない感じです。

 いや~な予感のもと、19日の月曜の朝にこちらから電話をかけてみると、やはりファイナルが飛んでしまっているとのこと。しかし、「初期型のファイナルはもう部品が無いため、申し訳ないがこのままお戻しします」とのお話。

 818とは言わないけれど、817NDのファイナルなら取り付け可能なんですか?と突っ込んで訊くのも気が引けるほど(笑)、申し訳なさそうな口調でしたし、「去年の春頃までは部品があったのですが…」とのお話で、だいたいの察しはつきましたので、そうですか、わかりましたと答えて電話を切りました(だいたい、817NDのファイナル取り付けたりしたら、技適番号と矛盾する修理になっちゃいますから、そんなことメーカーが出来るわけないですよね(笑))。

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 数日後、八重洲無線から宅配ボックスに荷物が届いていました。着払いで送料+2000円取られるのかと思っていたのですが、送料は元払いで持っていただき、「817初期型はファイナル交換できない旨をHPに書いておけばいいのに」との不満も解消。
1円も取られなかったのは、今回は「修理見積もりを出したのに断った」というわけではないからでしょうか。。。

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(戻ってきた電波の出せないFT-817。受信は出来るのでBCL専用機か? )

 しかし、これで、固定で電波を出すRIG(無線機)は無くなってしまった(まさか、VX-5で固定から出るなんてことはしないだろうし、というかVX-5だって、ちゃんと電波が出せるのかどうか…)ので、新しく買い換えはどうしようか…。

 この際、100W機を購入した方が好いかな…。欲しいと思っていた無線機はあるのだけれど…、それはHF/50MHzのRIGで、VHF/UHFには出られないからなぁ…。

 818NDでQRP継続というのも考えたんだけれど、このサイズでさえ山へ持って行くのは身体的にはツラいので、固定で使うには操作性が悪すぎるこれを固定機にするのはちょっと…と悩んでいるところです。

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(それとも、あるものだけで… ストレートキーで和文習得を目指すとか…)

 FT-817(初期型)は購入した店の保証書が未だに残っており、2003年4月の購入。
そう言えば、2級に合格した自分への合格祝いということで、500円玉貯金を使って買ったものでした。そう考えると、何とか直してくれる人いないものかな~、と思ってしまいます。。。


このブログのタイトル、「LOVE CW~♪ QRPな日々」となっています。

私の持っているリグは、二台。二つとも八重洲無線の製品で、ひとつは、12年前(2002年)、初めて局免を手にしたときに購入したVX-5というハンディ機。50MHz、144MHz、430MHzのFMモードに出られるもので、最大出力は5W。主に山岳運用はこれでやっていました。

もうひとつは、アマチュア無線家なら誰もが知っているFT-817。ご存じの通り、オールモード、かつ、1.8MHz~430MHzまでのすべてのアマチュアバンドで運用可能。マイクなどの付属品を除いた重量はなんと900gという素晴らしい製品です。これも改造などしなければ、最大出力は5W。
FT-817って普通はお車などお持ちの皆さんが、フィールドに出て運用するときに使うサブのリグっていう位置づけがほとんどなんじゃないかと思いますが、私はコレを自宅の固定機として使っています(笑)。

や、確かに2,3回山に持って行ったことあるんですけど、普通の登山をすると、FT-817でさえ、かさばるし、防水などの点でいまいち不安なこともあって、もっぱら固定機、メインリグ(笑)として使っています。


QRPって、本来の意味は「送信電力を下げる」ということなので、私は意識してQRPしているわけではなくて、本当は、最大にがんばってQRO(送信出力を上げる)しても5Wしか出ない、という些かミジメな状態なわけです(簡単に言うとショボ波しか出せないということ)。

それでも、タイトルにQRPを入れたのは、やはり、QRPという言葉が、5W以下の小電力で運用する、という意味で使われることがほとんどで、自分の出した電波が相手に届く頃には息も絶え絶えになっているのが、交信相手の受け答えでよくわかるからです。これはCWで電波を出すようになってからむしろ強く感じるようになりました。

強力に聞こえている局に思い切ってコールしてみると、自分のコールが終わる頃に相手のCQが再送出されているのを聞くのはよくあることです。まぁ、最初の頃は、うまく相手の送信周波数にゼロイン出来てなかったというのも原因のひとつなんですが…。あと、DX局が空振りCQを出し続けているのに思い切ってコールしたときなども、同じようにCQが再送出されているのを耳にしてため息をついたり…。
あんまりショボ波ばかりで呼びかけて、相手の局長さんに迷惑かけてばかりでもなぁ…なんてふと頭に思い浮かんだりして、いっそのこと新しいリグ買っちゃおうかな~なんて時々考えたりもします。

免許では、200Wまで出す権利はあるので、何もこんな状態をずっと続けなくても好いわけですが、それでも、少なくとも1年ぐらいは新しいリグを買うのはやめておこうとおもっています。最大の理由は、また飽きてやめてしまうかも知れないから(笑)ですが、CWの方でコールしていると、皆さん親切な方が多くて、こんなQRPな電波でも何度か聞き返して大抵は頑張ってとってくれるんです。
そして、特にハイバンドの方でいったんDXがオープンしてしまうと、こんなショボ波とへっぽこアンテナでもなんと8000km以上離れた遠くの方と交信できてしまったりします。そういうDXが出来た時ってホント感激で、CWっていいなぁ~との思いを強くします。

しばらくは、この脆弱な無線設備でどこまでやれるものなのか、毎度毎度相手の局長さんには迷惑かけっぱなしなんですけれども、そのあたりが今無線をやっていて一番おもしろいなって感じているところなので、あえてこの状態でしばらく頑張ってみたいと思っています。



eQSLなどではカードにQRPと表示したりしてますけど、実際の交信では私はJI1BJK/QRPとは打ちません。ときどき、感じの良い局長さんや、8J?VLPなどに、73ではなく72と打ったりはしますけど。。。理由は、あまりQRP(小電力)を喧伝して得意になったりはしたくないということと、時々いますよね、QRPと聞くと目の敵にして(?)ビートかけてきたりする心の貧しいお方の餌食になるのがヤなためです。

そうは言うものの、今、欲しいな~と思っているリグが実はあります。KENWOODのTS-480SAT。これなら100W出せますし、かつ場所を取らない、オプションのCWナローフィルターとDSPでかなりハードな状況にも対応できそう、…それに私KENWOODのリグって今まで一度も使ったことがないんですよ…デザインも気に入っているし、買うのならコレかなぁ~、なんてよくカタログ眺めてます。

まぁ、買ったら買ったでいろいろ不満も出てくるのかも知れませんし、100ワットも出すとアンテナや近所へのインターフェアなど気にしなければいけないことがいろいろあるし、そこら辺もねぇ…。

ただ、この機種、発売から10年ほど経っているので、突然生産完了なんてことになっちゃったりしないことを願っています。

再開局してみて、アマチュア無線のサイトをいろいろ訪問してみると、やめてしまっていたけれど再開局したという人は意外に多いですね。 と言うより、皆ほとんど多かれ少なかれ、休止期間(空白期間)というものがあるみたいな印象です。

私の場合、空き家になった実家を整理しているうち、少年時代夢中になったBCL(海外放送聴取)の通信型受信機をヤフオクで処分したところ、結構な値で売れてしまい、調子に乗って、「それなら、いっそアマチュア無線のリグも売ってしまおうか」と八重洲のQRPオールモード機「FT-817」の動作テストをし始めたのがきっかけでアマチュア無線に舞い戻ってきてしまいました。

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私、メインの趣味は山歩きでして、そもそも遭難対策として4級の免許を取得した(2002年)のですが、子供の頃、趣味の王様とあこがれていたハム、開局してみるといろいろ興味もわいてきて、1年後に3級を飛ばしていきなり2級を取得、FT-817を購入して一時期は無線にかなりのめり込んでいきました。

しかし、ホームは集合住宅でアンテナもあげられず、ロングワイヤーでQRPではHFに出ても誰も拾ってくれません。SSBで親切な局長さんに数局交信していただいただけで、もっぱら、ハンディ機で山岳FM運用。山も一時期、文楽やオペラに夢中になって休止したりしているうち、ハンディ機の運用もしなくなって、いつしか局免も切らせてしまっていました。

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FT-817の動作を確認しているうち思い出しました。このリグ、CWやりたくてCWフィルタを入れたんだよなぁ… そして埃をかぶって見る影もなくなったBencherのJA-2というパドルを磨きながら、思ったのです「そういえば、一度もCWでQRVせずに局免切らせてしまったなぁ。もったいないことしたなぁ…」と。

動作確認してみると、確かにCWフィルタ入っています。ビニールコードだけつないで7メガのCWをワッチしてみると、確かにCWフィルタをオンにすれば、ばっさりサイドが切れてくれます。

「うーむ…、もいちどCW挑戦してみよっか。また飽きてしまったり、挫折してしまったりしたら、そのときは本当に売ってしまえばいいわけだし…」

てなわけで、ネットでアマチュア無線、再開局で検索してみると、やっぱり…、今はネットで開局申請できて、料金もネットで申請する方がおトク、とのこと。2900円なら…と開局を申請してしまいました。これが、2014年の2月末のこと。そう、あの記録的大雪で奥多摩立ち入り禁止になったときです。山にも行けず退屈していたときだったので、あまり深く考えずに行動に移してしまったような気もします。

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